【リング】ブカブカゆるゆる・キツキツな指輪…しまっておくのはもったいない!サイズ直しでピッタリにしませんか?【ジュエリー修理】
指輪のサイズが年月とともに指に合わなくなってしまうことや、
娘さんやお孫さんにご自分の指輪をプレゼントしたいけど
サイズが合わないということがあると思います。
そういったときのサイズ直しをジェムウォッチでは受け付けております。
どれだけ素敵な指輪でも、サイズが合っていなければ
着けることすらできないもの。
小さいサイズはもちろんのこと、
大きいから指が入る♪とつけていたら
気づいたら無くなってしまった!なんてこともあるかもしれません。
そんなことを防ぐため、
指輪本来の魅力を引き出すためにも、
サイズの合った指輪を着けていただきたいのです!

さて、指輪をどんな風にサイズを変えていくのでしょうか。
続きに、指輪のサイズを変える工程を書いています。
娘さんやお孫さんにご自分の指輪をプレゼントしたいけど
サイズが合わないということがあると思います。
そういったときのサイズ直しをジェムウォッチでは受け付けております。
どれだけ素敵な指輪でも、サイズが合っていなければ
着けることすらできないもの。
小さいサイズはもちろんのこと、
大きいから指が入る♪とつけていたら
気づいたら無くなってしまった!なんてこともあるかもしれません。
そんなことを防ぐため、
指輪本来の魅力を引き出すためにも、
サイズの合った指輪を着けていただきたいのです!

さて、指輪をどんな風にサイズを変えていくのでしょうか。
続きに、指輪のサイズを変える工程を書いています。
最初はサイズを大きくする工程を書いて行きたいと思います。
こちらの指輪のサイズを大きくします。
14号から、19号にサイズを変更します。
写真で指輪を通している棒は、芯棒といいます。
指輪のサイズを測る棒です。
この芯棒に指輪を通して、止まったところの数字がサイズです。

まず指輪の宝石の付いている場所と反対の部分を糸鋸で切り離します。
切り離す場所は一箇所です。

なぜこの場所を切り離すのかというと、
後から紹介する工程で炎を使うのですが、
炎を使うとなると当然高温になります。
その熱によって宝石に影響が出てしまわないよう、
宝石から一番遠いこの場所でサイズを変えるのです。
宝石などのついていない指輪だったら、
刻印という指輪がどんな素材でできているか証明するものが掘られているので、
そこと反対の部分を切り離します。
刻印というのはその指輪の価値を表すものです。
こちらが指輪の刻印です。
小さく「K18」とあります。

わかりにくいと思いますのでもう一枚↓

次に、芯棒という指輪のサイズを測る棒に入れて、
広げたい大きさまでゆっくりと広げていきます。
焦って一度にいっぱいの力を加えてしまうと
形が変形してしまうので気をつけます。
変更する予定の大きさになったら、
大きくしたい分だけの素材を挟み込みます。

見えるでしょうか?
写真の指輪の間に挟み込まれているのが、指輪を大きくする素材です。
よく「叩いて伸ばしてるんでしょ?」とおっしゃる方がいるのですが、
ジェムウォッチではそんなことはしておりません。
大きくする分の素材を足して、サイズ直しする前と厚さも同じにしています。
変更する予定のサイズであることを芯棒を使って確認もう一度したら、
仮付をします。

指輪をくっつけるには、「ロー付け」(溶接)という技法を使っていきます。
ロー付けとは、まず写真のように指輪に、指輪より融点の低い金属の素材を塗っていきます。
これが“ロー”付けの「ロー」です。
見た目はまさに溶けた金属のようですよ。

このように、貴金属を炎に当ててローを隙間に流しこんでいきます。
素早く水につけてローが固まったら仮付が完了です。
このとき、ジュッ!と音がするので
本当に高い温度になっていることがわかります。
そして、ロー付けした部分にズレがないか確認したら、
さきほどと同じようにロー付けしていきます。
サイズが変更できたら余分な部分を削っていきます。
内側から外側にかけて順番に整えていきます。

余分な部分を大体削ることができたら、
木槌と芯棒で指輪を馴らして丸く仕上げていきます。
この時に強く叩き過ぎるとロー付けした部分が割れてしまうことがあるので
慎重に形を整えていきます。

形が整ったら、リューターという機械を使って磨いていきます。
先の部分にヤスリが付いています。

形を整え終わったらヘラという道具を使って磨いてツヤを出します。
※ヘラとは鋼鉄製の棒で、金属の最終仕上げに使うものです。

そして最後にバフという機械で磨いていきます。

磨くという工程が3回も出て来ましたが、
やっぱり指輪はツヤが大切
(ツヤ消しの指輪もありますが、
それだって一度念入りに磨いてから、ツヤを消しているんです)。
念入りに磨いてツヤを出します。
バフをかけるだけで指輪の輝きがまったく違ったものになります。
完成です。
ピカピカのツヤも出て、サイズも大きくすることができました。

次はサイズを小さくする工程を載せていきたいと思います。
この指輪を17号から、12号に変更します。

実はこちらの指輪は金とプラチナ2つの金属を使っています。
金とプラチナは融点が違うため、
2つの金属が離れて元に戻らない可能性があり、
他のお店だと断られる可能性が高いのです。
さらに、こちらの指輪はぐるりと一周線の入ったデザインになっているため、
サイズ直しをする際の跡が残ってしまう可能性が高く、さらに難しい修理となってきます。
ですがジェムウォッチではこういった指輪でも専門の職人がいますので、
相談して受けることができるかもしれません。
サイズを大きくするときと同じように
指輪の一番下の部分を糸鋸で切り離します。
サイズを大きくするときと違うのは
写真のように切れ目を2か所入れて切り離すことです。

指輪の形を少しずつ曲げていき写真のように切り口同士を合わせます。
こちらもゆっくり曲げないと形が歪んでしまうので気をつけていきます。
そして、サイズを大きくするときと同じように炎に当ててロー付けします。
繋ぎ終わったら、やはりサイズを大きくするときと同じように
ピカピカになるまで磨いてツヤを出していきます。
そして完成した指輪がこちらです。

こちらの指輪のように、2つの金属が使われている指輪のサイズを変える場合や、
小さな宝石の埋まっている指輪や、ツメというもので宝石を支えている指輪を
小さくする場合は他のお店では断られてしまう可能性もあります。
ですが、そういった指輪や他店では難しいと言われてしまった指輪でも
ジェムウォッチではサイズを直すことができるかもしれませんので、
ぜひお気軽にご相談を!
こちらの指輪のサイズを大きくします。
14号から、19号にサイズを変更します。
写真で指輪を通している棒は、芯棒といいます。
指輪のサイズを測る棒です。
この芯棒に指輪を通して、止まったところの数字がサイズです。

まず指輪の宝石の付いている場所と反対の部分を糸鋸で切り離します。
切り離す場所は一箇所です。

なぜこの場所を切り離すのかというと、
後から紹介する工程で炎を使うのですが、
炎を使うとなると当然高温になります。
その熱によって宝石に影響が出てしまわないよう、
宝石から一番遠いこの場所でサイズを変えるのです。
宝石などのついていない指輪だったら、
刻印という指輪がどんな素材でできているか証明するものが掘られているので、
そこと反対の部分を切り離します。
刻印というのはその指輪の価値を表すものです。
こちらが指輪の刻印です。
小さく「K18」とあります。

わかりにくいと思いますのでもう一枚↓

次に、芯棒という指輪のサイズを測る棒に入れて、
広げたい大きさまでゆっくりと広げていきます。
焦って一度にいっぱいの力を加えてしまうと
形が変形してしまうので気をつけます。
変更する予定の大きさになったら、
大きくしたい分だけの素材を挟み込みます。

見えるでしょうか?
写真の指輪の間に挟み込まれているのが、指輪を大きくする素材です。
よく「叩いて伸ばしてるんでしょ?」とおっしゃる方がいるのですが、
ジェムウォッチではそんなことはしておりません。
大きくする分の素材を足して、サイズ直しする前と厚さも同じにしています。
変更する予定のサイズであることを芯棒を使って確認もう一度したら、
仮付をします。

指輪をくっつけるには、「ロー付け」(溶接)という技法を使っていきます。
ロー付けとは、まず写真のように指輪に、指輪より融点の低い金属の素材を塗っていきます。
これが“ロー”付けの「ロー」です。
見た目はまさに溶けた金属のようですよ。

このように、貴金属を炎に当ててローを隙間に流しこんでいきます。
素早く水につけてローが固まったら仮付が完了です。
このとき、ジュッ!と音がするので
本当に高い温度になっていることがわかります。
そして、ロー付けした部分にズレがないか確認したら、
さきほどと同じようにロー付けしていきます。
サイズが変更できたら余分な部分を削っていきます。
内側から外側にかけて順番に整えていきます。

余分な部分を大体削ることができたら、
木槌と芯棒で指輪を馴らして丸く仕上げていきます。
この時に強く叩き過ぎるとロー付けした部分が割れてしまうことがあるので
慎重に形を整えていきます。

形が整ったら、リューターという機械を使って磨いていきます。
先の部分にヤスリが付いています。

形を整え終わったらヘラという道具を使って磨いてツヤを出します。
※ヘラとは鋼鉄製の棒で、金属の最終仕上げに使うものです。

そして最後にバフという機械で磨いていきます。

磨くという工程が3回も出て来ましたが、
やっぱり指輪はツヤが大切
(ツヤ消しの指輪もありますが、
それだって一度念入りに磨いてから、ツヤを消しているんです)。
念入りに磨いてツヤを出します。
バフをかけるだけで指輪の輝きがまったく違ったものになります。
完成です。
ピカピカのツヤも出て、サイズも大きくすることができました。

次はサイズを小さくする工程を載せていきたいと思います。
この指輪を17号から、12号に変更します。

実はこちらの指輪は金とプラチナ2つの金属を使っています。
金とプラチナは融点が違うため、
2つの金属が離れて元に戻らない可能性があり、
他のお店だと断られる可能性が高いのです。
さらに、こちらの指輪はぐるりと一周線の入ったデザインになっているため、
サイズ直しをする際の跡が残ってしまう可能性が高く、さらに難しい修理となってきます。
ですがジェムウォッチではこういった指輪でも専門の職人がいますので、
相談して受けることができるかもしれません。
サイズを大きくするときと同じように
指輪の一番下の部分を糸鋸で切り離します。
サイズを大きくするときと違うのは
写真のように切れ目を2か所入れて切り離すことです。

指輪の形を少しずつ曲げていき写真のように切り口同士を合わせます。
こちらもゆっくり曲げないと形が歪んでしまうので気をつけていきます。
そして、サイズを大きくするときと同じように炎に当ててロー付けします。
繋ぎ終わったら、やはりサイズを大きくするときと同じように
ピカピカになるまで磨いてツヤを出していきます。
そして完成した指輪がこちらです。

こちらの指輪のように、2つの金属が使われている指輪のサイズを変える場合や、
小さな宝石の埋まっている指輪や、ツメというもので宝石を支えている指輪を
小さくする場合は他のお店では断られてしまう可能性もあります。
ですが、そういった指輪や他店では難しいと言われてしまった指輪でも
ジェムウォッチではサイズを直すことができるかもしれませんので、
ぜひお気軽にご相談を!
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